Posted by : fabler 2014年5月17日土曜日

LV2の回路として、5Vレギュレータの回路を作ります。

9V電池とかをつなぐと5Vの出力電圧に変換してくれるやつです。Arduinoにも搭載されています。せっかくなんでArduinoに搭載されているレギュレータと同じもの(似た感じ?)をライブラリから作っていきましょう。

今回はSPX1117という5Vレギュレータのライブラリを作ります。

まず、最初にすることは"SPX1117 datasheet"でグーグル先生に聞いてみるか、ここからデータシートと書かれたリンクを押して、PDFをダウンロードしましょう。
http://www.digikey.jp/product-detail/ja/SPX1117M3-L-5-0%2FTR/1016-1849-1-ND/3586566

データシートとはその部品の仕様(性能や外形など)が書かれた資料で、ライブラリを作るときは必ずデータシートを見ながら作ります。これはデータシートの抜粋です。ライブラリを作るにあたり、見るところは以下の2つです。

Pin Assignment:各ピンに何の機能が割り当てられているか

これを見て、schematicで配置していた記号(シンボルという)を作ります。今回作るsot-223(M3)と書いているほうを見てください。どうやら、足が3本あって、左からGND,Vout,Vinらしいですね。下にTop Viewと書いてあるので、上から見た図ですね。下から見た図もあるので気をつけてください。ちなみにTab(上の出っ張ったところ)はVoutに繋がってると書いてありますので、シンボルを描くときはTabのぶんも含めてピンは4本です。





package specification:部品の外形寸法です

これには部品の寸法が正確に書かれています。ところでパッケージってなんでしょうか?データシートを見るとsot223以外にもTO-263とかありますね。実は同じような部品は規格で大体決まった形になっています。ですから違う会社が作ったレギュレータでもパッケージが同じsot223であれば形も同じということになります。逆を言えば、同じ会社の作った同じ製品でもパッケージが違えばピンの配置や本体の外形は異なります。まあ、パッケージとは形のことだと思っておいてください。




上記したような事情から、ライブラリとは以下のものを含みます。

  1. パッケージ:データシートに記載された部品の外形情報を実際に描いたもの
  2. シンボル:データシートのピンアサインメントを論理的に示したもの(ピンが何本あって、各ピンが何の機能を持ってるか)
  3. デバイス:パッケージのピンとシンボルのピンの対応付けを行ったもの


例えば、A社のレギュレータAとB社のレギュレータBのライブラリを作るとします。両方ともパッケージはsot223です。この場合、シンボルA、シンボルB、パッケージsot223を作ります。最後に、デバイスA(シンボルA+パッケージsot223)、デバイスB(シンボルB+パッケージsot223)を作ります。このように、パッケージとシンボルは一対一ではないことを覚えておきましょう。

パッケージは複数のシンボルと組み合わせることができます。シンボルも同様です。A社がレギュレータAをsot223とTO-263の2つのパッケージで販売していた場合、シンボルAを流用して2つのデバイス(シンボルA+パッケージsot223 AND シンボルA+パッケージTO-263)を作れますね。

では、仕組みがわかったところで、実際にライブラリを作っていきましょう。

Eagleを立ち上げて、コントロールパネルで、前回作ったMyLibを選択しましょう、この状態で、メニュー>File>New>Libraryを選択します。以下のような画面が開くのでとりあえずMyLib以下に保存しときましょう。名前はRegulator.libにでもしましょう。




では、最初にシンボルを作ります。ウィンドウ上部のシンボルアイコンをクリックします。




すると、こんなダイアログが出るので、REG_3PINとでも書いて、OKを押します。これでシンボルREG_3PINの描画画面に入ります。



こんな表示になるので、とりあえず、左のツールバーからWireを選択してレギュレータを表す四角を描きます。




こんな感じになるので、次はピンを追加します。



ピンを追加するとこうなります。前回LEDのschematicでやったのと同じ手順で、ピンを回転させたり、動かしたりしてこの配置にしましょう。四角も若干大きくしてみました。配置したらNameを使って、左のピンをIN,右二つをOUT1,2に、下をGNDとしましょう。要は、適当に四角でも描いて、データシートのピンアサインと同じ数だけ足をつけて、どれがどれかわかるようにしとけばいいです。形はなんでもいいですが、トランジスタや抵抗等は大体決まったシンボルがあるみたいなのでそれを参考にすればいいでしょう。





次に、Textを使って、四角の上に>Nameという文字を追加します。上のレイヤーは95 Namesを選択します。



同様に、四角の下に>Valuesという文字を追加します。上のレイヤーは96 Valuesを選択します。




これでシンボルは出来上がりなので、保存して、次にウィンドウの上のほうにあるパッケージアイコンを選択します。



こんなダイアログが出てくるので、パッケージ名にSOT-223と代入して、OKをおしましょう。これでパッケージ作成画面に移動します。




長いので、パッケージは次回にします。









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