Posted by : fabler 2014年5月4日日曜日

今回は前回からの続きとして、LED回路のレイアウト(実際の基板上での部品や線の配置)を作ります。

(1)Boardレイアウトの表示
前回作ったschematicを開いて、上部メニューバーにある表示切替アイコンを選択します(カーソルを合わせるとGenerate/switch to boardと表示されます)。boardがないからschematicから作るか?と聞いてくるのでOKしてください。ちなみに、board画面で上部メニューバーにある表示切替アイコンを選択するとschematicに戻ることができます。



(2)Board画面の説明
Boardを開くと下記のような表示になっているかと思います。画面中央の四角は基板の外形です。左端にある小さいものはschematic上で配置していた部品です。これらの部品を外形内に並べて、実際の配線を行います。



(3)部品をボード上に配置する
ツールバーからMoveアイコンを選択した状態で、部品を枠の中にドラッグします。部品を配置するとき、できるだけコンパクトに配置しましょう。基板サイズが小さくなれば製造が安くすむからです。図のように並べてみましょう。



(4)Board画面の説明
部品を配置して見やすくなったので、Board画面について少し説明します。

基板の外形の一番左下には点線で描かれた十字のようなものが見えます。これは原点(0,0)です。基板はX,Y軸ともに+座標にいなければなりませんが、最初から外形が+座標の場所に描かれているのであまり気にしなくていいです。

各部品の間に黄色い直線が見えるかと思いますが、これは回路図で引いた緑の配線です。board画面ではこの黄色い配線が重ならないように再度引きなおします。



(5)配線(パターン)を引く
ツールバー上のRouteを選択して、部品の接続部分をクリックすると、黄色い線を基にして実際の配線をひくことができます。

Routeを選択すると、ウィンドウ上部のメニューバーが変化します。

Bottomと表示されていますが、これは基板の裏側を意味しています。このまま配線を引くと青い線が引かれますが、これは基板の裏側に配線しているという意味です。ここをクリックすると、Top/Bottomを切り替えることができます。Topは基盤の表側を表しています。表側に配線を引きたい場合はTopを選択します。今回はBottomを選択します。

Bottomの横に線のようなものがたくさん表示されていますが、これは配線のカーブをどうするかです。デフォルトでは直角の配線が選択されています。今回は隣の45度カーブを選択しましょう。

Widthと書かれた配線の太さを選択するプルダウンリストがあります。ここでは配線の太さ0.04を選択します。



では、Pad1をクリックしてみましょう。いくつかの部品がハイライトされます。これは接続されるべき部品のコネクタと線を示しています。このハイライトされているコネクタ同士を全てつなげましょう。

引き終わると、こんな感じになっているでしょう。配線を引きなおしたい場合は、ツールバーのRouteの横のRipupを選択して、引いた配線をクリックしましょう。黄色い線に戻ります。



(6)外形のサイズを変更する
このままでは基板サイズが無駄に大きいので、作成した回路にサイズを合わせましょう。ツールバーからMoveアイコンを選択した状態で、外形をドラッグして形を変更できます。以下のように実際に配置した部品に合わせましょう。

ちなみに、Infoアイコンを選択した状態で外形の線を選択すると、Propertiesダイアログが開き、直接座標を入力することができます。正確に線や部品を移動させたい場合はInfoを使いましょう。



(7)表示するレイヤーを変更する
次に、Infoの下のLayerを選択して下さい。下記のようなダイアログが表示されます。このダイアログで表示される情報を選択することができます。今回は、一度Noneを押して全ての選択を解除した後、1,16,17,18,20のみを選択して、Applyを押してください。外形、配線、それとパッドのみが表示されます。



この状態で、メニューからFile>Export>Imageを選択すると配線だけのpng画像が取り出せます。これを元にエッチング処理などをすれば簡単な回路なら作成できます。詳しくはもう少し先の回で説明します。

ここまでで、なんとなく回路設計の仕方がイメージできたでしょうか?基本は部品同士の接続関係を表す論理回路図を作成し、次に実際の基板上のレイアウトを作成するという流れです。

実際の回路設計ではエラーチェック等もう少し複雑なことをしますが、次回以降のチュートリアルで、少しずつ使う機能を増やしていき、最終的には発注できるレベルの回路を目指します。


理解があやふやな人は次のチュートリアルに進む前に、LEDを増やすなどして簡単な回路を書いて練習してみましょう。






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